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『大国主神、昭和五十五年に生まれ直す 〜失われた三十年を始まる前に叩き潰す〜』

作者:あちゅ和尚
最新エピソード掲載日:2026/06/23
西暦二〇五〇年。
日本は、戦争でも災害でもなく、静かに滅びかけていた。

子は生まれず、技術は流出し、食と金は外に握られ、地方は痩せ、国民は諦めを賢さと呼ぶようになっていた。

その未来を見た国造りの神、大国主神(おおくにぬしのかみ)は決意する。

――この国は、もう一度造り直す。

大国主神は仲間の神々と共に、一九八〇年、昭和五十五年の東京へ人として生まれ直す。
名は、大国誠。

記憶、神眼、縁を結ぶ力は最初から全開。
だが身体は赤子。
最初の一手は、父の町工場を潰させないことだった。

町工場、信用金庫、商店街、農村、学校、病院、港、物流、報道、政治。
神々は人の世の盤上に降り、失われるはずだった三十年を始まる前に叩き潰していく。

やがて小さな互助会は、教育財団となり、宗教法人となり、政治勢力となる。

外圧。買収。情報工作。金融危機。架空の深層支配者たち。
どれだけ巨大な敵が来ようとも、大国主神は笑う。

どんと来い。
これは神々による、昭和日本再建無双である。

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