人間も性別もなくなった男の娘～転生させられたら生きる意味も人間であることも無くなりました。何もなくなったから男の娘に戻るためにも異世界で魔王になって人生を楽しんでみるわ。遊んでばっかだけど～

大学生で20歳の男の娘！新海渚は車にひかれそうになった妹を守って死んでしまった。
その魂は異世界の魔女に拾われて人に近づけられた人形に入れられて転生することになった。しかし、「本当は妹の方がよかった」などと言う魔女様に一時は怒りを感じた。だが、渚も魔女様も結局は諦めて進むしかなかった。

元魔王の魔女様は生きる意味も守るものも無くなった渚にモンスターとしての人生を与えた。責任をひっそりと感じた魔女様はこの異世界のルールを教えながらモンスターとしての名前を渚に与えた。『ヒスト』の名を与えられた渚はまるで決定事項であるかのように魔女が歩いてきた人生の道のりを歩むことになる。

過去を捨てた渚はヒストとして魔女が示した魔王という目標に向かって進んでいく。何もなくなったからこそ気にすることなくヒストはモンスターとして魔女様が示してくれた道を歩んでいく。その道の途中に障害があるなら仲間に引き入れるモンスター達を利用してでも排除する。それが例え強敵であろうとも人形だからこそ死も恐れず突き進む。そうして魔王を目指す最低な物語である。

(ちなみに基本敵に会話や変化、発展がメインになります）