風花夜月妖譚【かざはな やげつ ようたん】
星と月が輝く冬の夜、僕は生まれた。
多分僕って、妖狐だと思うんだ。だけどなんだか釈然としない。何か忘れている気がする。でもとにかく、古寺に封印されている九尾の瑠璃姫さまのようになりたくて、一生懸命、人間に変化《へんげ》する練習をしてたんだ。
そしたら陰陽師の澄真《すみざね》ってヤツがやってきて、うちに来ないかって言うんだよ? なんで行かなくちゃいけないの? 妖怪が陰陽師のところへ行ったら消されるに違いない! だから僕は逃げちゃうんだからね!
※『月星雪シリーズ』の書き直しバージョン。随時私好みにレイアウトしてます。更新は遅め。
※『魔法のiらんど』でも掲載してます※
多分僕って、妖狐だと思うんだ。だけどなんだか釈然としない。何か忘れている気がする。でもとにかく、古寺に封印されている九尾の瑠璃姫さまのようになりたくて、一生懸命、人間に変化《へんげ》する練習をしてたんだ。
そしたら陰陽師の澄真《すみざね》ってヤツがやってきて、うちに来ないかって言うんだよ? なんで行かなくちゃいけないの? 妖怪が陰陽師のところへ行ったら消されるに違いない! だから僕は逃げちゃうんだからね!
※『月星雪シリーズ』の書き直しバージョン。随時私好みにレイアウトしてます。更新は遅め。
※『魔法のiらんど』でも掲載してます※
月と星と花の影。
表紙と登場人物の紹介
2022/07/26 20:00
(改)
序章 僕が生まれた時
始まりの始まり。
2022/07/26 22:00
(改)
第一章 氷の珠
僕が産まれた氷の珠。
2022/07/27 05:50
(改)
ひとりぼっち。
2022/07/27 07:21
鼻から出てきた青い炎。
2022/07/27 07:42
(改)
狐火のまさかの活用方法
2022/08/01 17:45
初めてのお友だち。
2022/08/01 18:12
泣きたくなるわけ。
2022/08/01 18:22
《泪》っていうモノ
2022/08/07 06:49
(改)
無性に消えたくなった日。
2022/08/07 07:11
少しずつ消えていった雪
2022/08/07 08:21
(改)
お別れの決心。
2022/08/07 08:26
(改)
第二章 茅葺き屋根の古寺
見つけた古いお寺。
2022/08/07 08:58
(改)
寂しげに見えた和尚さま。
2022/08/07 14:24
夢のような出来事……!
2022/08/07 17:41
安心できる、あたたかい手。
2022/08/09 11:34
(改)
和尚さまの弓。
2022/08/09 20:53
(改)
名前がないということ。
2022/08/10 14:25
(改)
和尚さまとの言い合い。
2022/08/10 15:50
僕の名付け親。
2022/08/10 16:12
(改)
第三章 お寺の狐火
鎮守の森
2022/08/11 15:29
(改)
不思議な炎と小さな女の子。
2022/08/13 16:49
(改)
おおらかなタマ
2022/08/14 20:04
(改)
僕と同じ妖狐の存在
2022/08/15 08:33
タマの背伸び
2022/08/17 09:11
(改)
タマの威嚇
2022/08/17 17:10
変化の練習と瑠璃姫さまの存在。
2022/08/17 22:11
(改)
女狐と男狐
2022/08/17 22:34
いよいよ始まる変化《へんげ》の練習。
2022/08/21 14:59
不安とやる気
2022/08/21 16:35
蛍のように、光り輝く鬼火。
2022/08/21 17:29
第三章 お寺の奥の深い洞窟
重たい洞窟への入口。
2022/08/21 18:24
(改)
穿たれた黒狐
2022/08/22 08:59
信じられないほどでっかい黒狐。
2022/08/22 12:05
狐丸の災難
2022/08/22 14:15
あたたかい粉雪。
2022/08/24 08:14