女神様を探して～「千年の夜と一年の夢」～余命一年の人間の少女と千年のトラウマを抱えるエルフの魔法使いが、失踪した次期女神を探して旅に出る

難病に侵され余命わずかな人間の少女、優花。
ある日、何度目かの危篤状態となった時、
突如、異世界の女神（の代行）が表れ
異世界とこの世界の親善交流大使に選ばれる。

その親善大使には異世界からも一人選ばれた。
優花と同じ対価を持つ者、
千年前からトラウマをかかえるエルフの魔法使い、ニキアだった。

毎日が死と隣り合わせで懸命に毎日を生きる優花、
永遠の命を持ち、死が程遠いがゆえに、生への執着が希薄なニキア。

そんな二人がお互い共に過ごすことで生きることの意味を見つけ、死への向き合い方を模索し、ぶつかり合いながらも友情が芽生えていく。

そして、現実世界の優花の病を治せる唯一の存在、千年前に行方不明になった次期女神を探す旅に出る。
優花の余命はあと１年。女神探しのタイムリミットだ。

そしてその旅はニキアのトラウマの原因でもある「闇との最終決戦」との決着をつけるものでもあった。