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雨宿り宮の代筆姫

作者:なつしま
最新エピソード掲載日:2026/06/21
【概要】

雨の夜だけ、ひっそりと灯りを点す
「雨宿り宮」。

そこで叶わぬ恋文を代筆する紗月は、
かつて名門・桐宮家の令嬢だった。

だが十数年前、無実の罪を着せられ、
家も名も妹も失い、
すべてを捨ててこの宮に身を隠している。

「もう二度と、誰かを愛さない」

そう誓って生きてきたある雨の夜、
敵国の若き将軍・蒼玄が宮を訪れる。

「亡き許嫁へ、最後の手紙を書いてほしい」

差し出された遺品は、紗月が死んだと思っていた——妹の形見だった。

「お久しぶりです、紗月様」

十数年、誰にも呼ばれなかった本当の名を呼ばれた瞬間、止まっていた時間が動き出す。

なぜ敵国の将軍が、自分の正体を知っているのか。
なぜ妹の遺品を、彼が持っているのか。

そして――妹は、本当に死んだのか。

赦されなかった過去、隠された真実、
そして
「ずっとあなたに会いたかった」と告げる将軍の想い。

凍りついた心を抱えた代筆姫は、再び誰かを愛することができるのか――。

雨と恋文が結ぶ、秘密と赦しの和風ロマンス。

【全6話】

#erロイヤル大賞26
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