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小侍従理子の平安観察記 

小侍従、季を渡る ~光源氏のハーレムを阻止したかっただけなのに~

作者:春凪とおる
最終エピソード掲載日:2026/05/21
春うららかな日。
小侍従こと朝倉理子は、藤原の姫として静かな時間を過ごしていた。

持ち込まれたのは、ひとつの縁談。
それは断る理由もなく、また、受け入れる理由も見つからないものだった。

ことばにすれば、きっと簡単に決まってしまう。
だから彼女は、ことばを選ぶ。

春の霞にまぎれるように、やさしくほどけていく縁もある。
これは、結ばないことを選んだ、ひとつの春の話。
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