道化師は泣き、女王は笑う
各地を巡る旅芸人のひとりだった道化師は、ある日、女王の密命を受けて王城に招かれる。
与えられた役目は――『女王陛下の心を癒し、お慰めすること』。
玉座に座るその人は、腐敗した貴族たちに操られ、民の不満を一身に引き受ける、女王とは名ばかりのただの傀儡にすぎない人だった。
感情を見せず、決して笑わぬ女王のもとで、道化師は今日も芸を披露し続ける。
女王としての立場を盤石にするべく道化師が奮闘する中、城下では民衆の不満が高まりつつあった――。
※悲恋要素あり/ハッピーエンドではありません
※誤字脱字報告、ありがとうございました!
与えられた役目は――『女王陛下の心を癒し、お慰めすること』。
玉座に座るその人は、腐敗した貴族たちに操られ、民の不満を一身に引き受ける、女王とは名ばかりのただの傀儡にすぎない人だった。
感情を見せず、決して笑わぬ女王のもとで、道化師は今日も芸を披露し続ける。
女王としての立場を盤石にするべく道化師が奮闘する中、城下では民衆の不満が高まりつつあった――。
※悲恋要素あり/ハッピーエンドではありません
※誤字脱字報告、ありがとうございました!
00 焼かれる者、踊る者
2025/05/23 18:32
01 この国で、運命の輪は回り始める
2025/05/23 18:32
02 夜風が連れてきたもの
2025/05/23 18:33
03 与えられた密命
2025/05/23 18:33
04 白塗りを落とす夜
2025/05/24 11:36
05 愚者、宮廷を歩く
2025/05/24 20:22
06 触れてはならぬ場所
2025/05/25 10:13
07 踊る愚者に笑う賢者
2025/05/25 21:01
08 届かぬ声
2025/05/26 18:35
09 笑わせたかったはずなのに
2025/05/27 21:05
10 毒の玉座
2025/05/28 19:12
11 陽の下を歩く日が来るならば
2025/05/29 18:23
12 吟遊詩人はうたう
2025/05/31 11:05
13 この部屋でだけは
2025/05/31 20:05
14 似て非なる少女
2025/06/01 19:54
15 帳越しの舌戦
2025/06/02 18:41
16 知る必要のない痛み
2025/06/03 18:15
17 報われぬ儀式
2025/06/04 19:33
18 交わらぬふたり
2025/06/06 18:13
19 舞台に立った代償を
2025/06/07 21:19
20 慰めには届かずとも
2025/06/08 20:27
21 出番を待つ者たち
2025/06/09 18:51
22 影を焼き、舞台に立つ
2025/06/10 18:32
23 命綱なき綱渡り
2025/06/11 19:25
24 離れゆく手を
2025/06/12 18:09
25 せめて夢の中では
2025/06/13 19:28
26 戻る場所
2025/06/14 20:11
(改)
27 そして、夜は閉じられた
2025/06/15 18:03
28 運命の輪は、裏返る
2025/06/16 19:33
29 最後の謁見
2025/06/17 17:32
30 仮面を外す夜
2025/06/18 18:18
31 誰がための芝居か
2025/06/19 18:32
32 道化師は泣き、女王は笑う
2025/06/20 22:42
33 名もなき語り部たち
2025/06/21 06:22
34 最期の寝物語
2025/06/21 07:03