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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

十彩獣団

選ばれた夏、選び直す未来

作者:孔雀丸
最新エピソード掲載日:2026/10/14
清王学園は福江県大会決勝で強豪・宮王高校を破り、創部以来初の甲子園出場を決める。歓喜の裏で、慎悟は敗れた側にも続く未来があると気づき、美里の「第三の進路」への反論を実感として掴む。その夜、歩美は角羅から、回復札に似た札で人を殺す動画を送られ、「人を助けるものを、殺すために使わないで」と初めて怒りをあらわにする。

南海の十六歳の誕生日には、「みんなで二年生になりたい」という何気ない願いが語られる。一方、福江県では十二角魔衆が県警と公然と衝突し、警察部隊は壊滅。美里はあえて報道陣を逃がし、鬼の存在を社会へ広めていく。

甲子園初戦の相手は剱岳学院高校。綾実は戦車の逆位置を引いて不安を抱き、蓮は同校に通う従妹・美咲の存在を気にかける。試合は五対三で敗れ、歩美は悔し涙を流す。県大会では選ばれた清王学園が、今度は選ばれない側に回ったのだ。勝者と敗者は固定された身分ではないと、慎悟たちは身をもって知る。

試合後、三頭の疾牙が甲子園周辺に出現する。十彩獣団は変身して連携し、二頭を撃破するが、残る一頭が美咲に襲いかかる。しかし美咲は一撃で疾牙を吹き飛ばし、剱岳学院が「スーパーヒーロー御用達の高校」だと明かす。十彩獣団だけが特別な存在ではなく、世界には知らなかった道が無数にあると悟った慎悟は、「選べなくなった時に未来は終わる。何度でも選び直せばいい」と結論づける。選ばれなかった者には鬼の道しかないと説く美里との思想対立は、ここで決定的になる。
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