↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

超絶生きにくいと思ったら発達障害だった件。

最新エピソード掲載日:2026/11/01
プロローグ ― 生きた証を残したくて

私は、アラフィフの発達障害当事者である。

人生も折り返し地点を過ぎた今、ふと思った。

自分がこの世に生きた証を、どこかに残しておきたい、と。

私が発達障害と診断されたのは、ずいぶん大人になってからのことだった。

それまでの人生は、決して平坦なものではなかった。

思えば、幼い頃から人間関係がうまくいかなかった。

「変わった子だね」

「何を考えているのかわからない」

「なんだか怖い」

そんな言葉を、幾度となく浴びせられてきた。

なぜ自分は周囲とうまくやれないのか。

なぜ、ほかの人たちが当たり前にできることが、自分にはこれほど難しいのか。

その理由もわからないまま、私は長い年月を生きてきた。

傷つき、悩み、時には人を傷つけることもあった。

それでも、生きることを諦めるわけにはいかなかった。

そして今。

時代は昭和から平成を経て、令和になった。

世の中は驚くほど変わった。

しかし、私の心はどうだろう。

若き日のつらい記憶が、何の前触れもなく、昨日の出来事のようによみがえる。

何十年も昔の言葉。

忘れたくても忘れられない光景。

とうに終わったはずの人間関係。

それらが脳裏で繰り返し再生され、今なお私を苦しめる。

体は令和を生きている。けれど、私の心は、今もはるか昔を生きている。

過去は過去だと、頭ではわかっている。

それでも、心はそう簡単に割り切ってくれない。

そんな私も、気がつけば人生の後半に差しかかっていた。

これまでの人生が正しかったのか、間違っていたのか。

今の私には、まだ答えが出せない。

ただ、一つだけ確かなことがある。

私は、今日まで生きてきた。

だからこそ、書いてみようと思う。

不器用で、傷だらけで、それでも生きることを諦めなかった、一人の人間の物語を。

これは、そんな私が歩んできた人生の、ほんの一部の記録である。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。