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日本美術を救った男たち『アーネスト・フェノロサと岡倉天心』The Men Who Saved Japanese Art: Ernest Fenollosa and Okakura Tenshin

作者:東曌
最終エピソード掲載日:2026/09/30
時代は、明治十年代。
「文明開化」という欺瞞の裏で、千年の国宝を薪(まき)として叩き割る「廃仏毀釈」の狂気が日本を覆っていた 。
東京帝国大学の米国人教授アーネスト・フェノロサは、日本語を話せぬ男だった 。
だが彼の瞳は、キリスト教の死んだ教義や、故郷セーラムの魔女狩りを先導した少女アビゲイルの残影に絶望したからこそ、東洋の墨の線に宿る、日本美術の芸術性に、歓喜する。
彼は、横浜のバラ塾で生の英語の音を聴き取り学んだ、天才・岡倉天心という最高のバディと手を組み、二束三文の実費でのちに国宝となる、作品を救済した。
日本人の西洋文明への、憧れがれこれが、アーネストの、一生涯を賭けた美の闘いとなる。
日本美術を、麗しく、愛おしく、信じた、2人の男たちの知の逆転劇がはじまります。

『The Ideals of the East(東洋の理想)』
岡倉天心が受けた「売国奴」という名の弾劾の正体は、かつて中世ヨーロッパで狂信者どもが真の叡智(科学)を抹殺するために敷いた、あの残虐にして理不尽極まる『異端審問(Inquisition)』と、完璧に同じ構造の全滅の嵐でした。
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