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夢写師チヨと白い狐 ―記憶を紡ぐ、写し世の欠片―

作者:大西さん
夢写師シリーズ二作目
「夢写師ルカと黒い狐の廃墟録 ―光と影の記憶譚―」
https://ncode.syosetu.com/n2282ko/

夢写師シリーズ三作目
続編「夢写師カレンと刻の万華鏡」
https://ncode.syosetu.com/n8692kt/

1994年、霧梁県・久遠木村。
霧深い山村に暮らす橋爪チヨは、“魂写機”という特別なカメラで人々の記憶と想いを写し取る「夢写師」だった。彼女は幼い頃に両親を亡くし、妹ルカとふたりで写真館を営みながら静かに生きていた。

だが、村を覆う霧に異変が生じ、失われた記憶、薄れる写真、人々の心の影が村全体に忍び寄っていく。やがてチヨの前に九つの尾を持つ白狐――“シロミカゲ”が現れ、伝説の封印が綻びつつあることを告げる。
村を守るためには「九つの欠片」を集め、霧姫の封印を再び完成させなければならない。そしてその旅は、夢写師自身が自らの“感覚”を一つずつ差し出していく代償の旅でもあった。

光、色、味、音、手触り、声――そして、存在そのもの。
欠片を手にするたびに何かを失っていくチヨ。それでも彼女は妹ルカを、幼馴染の健司を、そして村の人々を守るために祈り続ける。

「わたしが消えても、写し世に想いが残るなら、それでいい」

祈りと記憶が交錯する写し世と現世。
やがて明かされる“影写りの巫女”の真実と、“七時四十二分”に込められた哀しき約束。
写真の中に封じられた想いは、時を超えて誰かの心に届くのだろうか――

これは、記憶と光を写す巫女が、愛する者たちにすべてを託して消えていく、静かで美しい喪失と再生の物語。
プロローグ
第1話 霧の村と二つの影
2025/05/30 01:07
第4話 霧姫伝説の絵本
2025/05/30 20:52
第9話 市場
2025/05/31 18:00
第13話 夜の決意
2025/06/02 06:10
第1章 光の記憶
第23話 夜の省察
2025/06/05 06:10
第2章 水の記憶
第3章 風の記憶
第36話 静寂の朝
2025/06/08 00:10
第41話 記憶の風
2025/06/09 00:10
第43話 風の種類
2025/06/09 12:10
第4章 土の記憶
第47話 静寂の朝
2025/06/10 06:10
第5章 火の記憶
第58話 命の熱
2025/06/16 18:20
第6章 双子の狐神
第60話 創世神話
2025/06/17 12:20
第64話 密約
2025/06/18 17:50
第7章 氷の記憶
第8章 時の記憶
第9章 命の記憶
第10章 心の記憶
第11章 心の記憶
第12章 最後の日常
第13章 封印
第14章 記憶の雨
エピローグ 写し世より愛を込めて
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