- あらすじ
- 夫が囁いた愛の言葉に、わたくしは覚えがあった。
三年前の秋に、わたくしが書いた一枚の、二行目である。
外交の下書きだと言われて書いた。
外交の文書に、愛の言葉は要らない。
嫁いで十年になる。
夫の書簡も、社交の挨拶も、贈り物の札も、下書きはわたくしが書いてきた。
署名するのは、あの方である。
「僕が考えたことを、君が整えただけだよ」
そう仰る声は、よく通る。
書いた者の名は、どこにも残らない。
それが決まりだと教わって、そのとおりにしてきた。
不満に思ったことは、たぶん一度もない。
ある夜会で、若い令嬢が仰った。
あの方のお手紙は、詩のようですの。
その先を、わたくしは暗唱できる。
宛名の欄だけが、いつも空いていた。
誰に宛てた文なのかを、わたくしは知らない。
今夜も机には紙が置いてある。
壺の栓を抜けば、いつもどおりの夜になる。
わたくしは、今夜も書くのだろうか。 - 本文へのAI利用
-
本文内に、AIが生成したテキストをそのまま直接的に使用している箇所がある
- Nコード
- N9861MO
- 作者名
- 九葉(くずは)
- キーワード
- AI直接使用 恋愛 女主人公 貴族 西洋 ざまぁ シリアス 切ない 年上ヒーロー
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 08月10日 12時21分
- 最終掲載日
- 2026年 08月10日 12時22分
- 感想
- 1件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 22件
- 総合評価
- 192pt
- 評価ポイント
- 148pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 33,356文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたが仰った愛の言葉は、すべてわたくしが書いたものです
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N1571MP|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
ロザリンドは、いつも素手でいる。
手袋をしない令嬢は、社交の場では珍しい。
けれど誰も、その理由を尋ねない。
彼女は婚約者の手を、三年間握り続けてきた。
触れているあいだだけ、相手の不運を自分の身へ移せるからだ。//
N9861MO|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
夫が囁いた愛の言葉に、わたくしは覚えがあった。
三年前の秋に、わたくしが書いた一枚の、二行目である。
外交の下書きだと言われて書いた。
外交の文書に、愛の言葉は要らない。
嫁いで十年になる。
夫の書簡も、社交の挨拶も//
N7511MO|
作品情報|
完結済(全6エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
五年間、一度も感謝の言葉をもらえなかった。
花を活ければ非効率だと言われる。
茶菓子を三種選べば一種で十分だと返される。
使用人を休ませれば甘やかすなと叱られる。
リーゼロッテの婚約者にとって、彼女の仕事はすべて無駄//
N5167MO|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
この家でいちばん丁重に扱われるのは、いつも他人である。
侯爵夫人イレーネは、八年それを疑わなかった。
自分は家の者だから、後回しでいいのだと思っていた。
ある日の午後、外套も脱がない娘が玄関に立った。
夫の恋人だと、//
N4186MO|
作品情報|
完結済(全12エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
玄関の外で、見知らぬ女性が泣いていた。
夫の恋人だと名乗った。
クレアは、その人の名前を知らなかった。
子爵夫人になって、十年になる。
屋敷の朝の茶も、客間の椅子の向きも、彼女が決めてきた。
冬の夜半に起きて、//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。