- あらすじ
- 「君は一人でも平気だろう? 彼女は僕がいないと駄目なんだ」
夜会の大広間で、第二王子アメデは婚約者の私をまた置き去りにして、幼馴染のヴェロニクの手を取った。周りの令嬢たちが、扇の陰で笑う。
けれど曲が終わると、ヴェロニクは殿下の手をほどき、まっすぐ私の所へ歩いてきた。
「お待たせ、オーレリー。今夜の分、全部覚えたわ」
彼女は学院で三年、同じ部屋で寝起きした私の親友。殿下が「幼馴染だから」と甘やかすたびに、殿下の口から出た言葉を一字一句覚えて、私に届けてくれる。約束破り、婚約者の予算の流用、私への陰口。全部、殿下が自分で幼馴染に打ち明けたことだ。私はそれを、婚約者として預かっている第二王子宮の帳簿の余白に、日付をつけて書き足していく。
殿下が選んだ幼馴染は、最初から私の味方だ。
婚約破棄を言い渡されるのは、殿下がそう決めた日。私たちはその日を、王宮でいちばん人の多い場所に用意する。――そして親友の兄で、殿下の護衛騎士のジスランさまは、なぜか最初から私の味方だった。
「では殿下、次はどちらを優先なさいます?」 - Nコード
- N9769MX
- 作者名
- 絶祇
- キーワード
- 女主人公 ハッピーエンド 幼馴染 ざまぁ 女の友情
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 10月25日 22時21分
- 最新掲載日
- 2026年 10月25日 22時21分
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- 文字数
- 3,080文字
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婚約者がいつも優先する〈幼馴染〉は、私の親友です ~殿下、彼女があなたの隣にいるのは、あなたを見張るためです~
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