↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

クラスごと異世界に転生したら、俺をいじめていた五人が全員うちの屋敷の使用人でした ~記憶が残っているのは、俺だけじゃなかったらしい~

作者:絶祇
最新エピソード掲載日:2026/11/04
「おい戸叶、パン買ってこいよ」――それが前世で、最後に聞いた言葉だった。
修学旅行のバスが崖から落ちて、俺たちのクラスは全員死んだ。
目が覚めたら、俺は辺境伯家の嫡男ロイクだった。前世の俺、戸叶は教室の隅で、毎日五人に囲まれていた男だ。
十五歳の春。新しく雇われた使用人が五人、玄関に並ぶ。
厩番。料理番の見習い。庭師。従僕。洗濯女。
一人ずつ顔を上げさせて、俺は笑いそうになった。全員、見覚えがある。
「……顔を上げろよ、〈王様〉」
前世で俺をそう呼ばせていた男が、膝をついたまま固まった。五人とも、覚えているのだ。
ただ、俺は殴らない。前世で俺にしたことの裏返しを、今世では仕事として、きちんとやってもらうだけだ。
弁当を捨てた男には、毎朝の弁当を。財布を盗った男には、金庫の鍵を。
それにしても、どうしてこの五人だけが、俺の屋敷に集められたんだ?
クラスの残り二十五人は、この世界のどこに生まれた?
前世で一度だけ俺をかばってくれた、あの子は――
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。