- あらすじ
- 目が覚めると、見えた。
子どもの頃に失ったはずの光が戻ったその夕方、頭の奥で声がした。――見えると、あいつらに言うな。
時計は午後五時四十五分。あなたは見えたものを片端から数え上げ、帰ってきた父と母に「見えるんだ」と告げる。その夜、あなたは死ぬ。
目を開けると、また椅子の上。時計はまた五時四十五分を指している。
頭の奥の声は、何度訊いても同じ一文しか返さない。
団地の門には錠が下り、絵本の文字は減っていく。壁のポスターの観客も、戻るたびに減っていた。団地の東北の角――七号棟の北にだけは、どうしても足が向かない。
何回目で、あなたはあの扉の前に立つのか。
全六話・完結。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
本作はカクヨムにも掲載しています。 - Nコード
- N8569MT
- 作者名
- 空の異変
- キーワード
- R15 残酷な描写あり ループ サイコホラー 団地 家族 記憶 二人称 完結済
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 09月20日 13時21分
- 最終掲載日
- 2026年 09月20日 13時21分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 15,575文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五時四十五分の黄昏
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N8811MT|
作品情報|
完結済(全7エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
母が死んで二年。十七歳の紗季は高校を休学し、七歳の妹と、継父と三人で暮らしている。
継父は怒らない。急がせない。ピアノを教える声はいつも同じ高さで、外から見るぶんには、根気のある父親でしかない。
毎晩八時、妹は継父の部屋//
N8705MT|
作品情報|
完結済(全6エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
夏休みの汐見寮、旧棟二〇四号室。四人部屋に残っているのは、三枝直人と同室の榊翔太の二人だけ。そこへ翔太が女の子を一人連れてきた。外来者は泊められない決まりだ。
その夜、彼女は直人の枕元に立って、動かなかった。息の音だけが//
N8569MT|
作品情報|
完結済(全6エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
目が覚めると、見えた。
子どもの頃に失ったはずの光が戻ったその夕方、頭の奥で声がした。――見えると、あいつらに言うな。
時計は午後五時四十五分。あなたは見えたものを片端から数え上げ、帰ってきた父と母に「見えるんだ」と//
N8551MT|
作品情報|
完結済(全10エピソード)
|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
浮気夫と強欲姑に人生を壊された私、二周目は一円も払いません。
「奥様、失礼ですが」医師が言葉を選んでいる。「お義母様は、昨日の午後、私の前で費用のお話をされました。ご家族の間で、金銭的な行き違いがあるようでしたら」
「//
N8459MT|
作品情報|
完結済(全16エピソード)
|
宇宙〔SF〕
廊下に果歩が立っていた。
打ち上げの日に着ていた、機構の薄い作業着。左の肩から腹までが、乾ききらない赤で塗られている。髪が首に貼りついていた。靴を履いていない。
「逃げて」
最初に出たのが、それだ。
俺は口を開けて、何も//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。