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幸福のフィルター

短編
あらすじ
夜腰悦子は産院で出産を終え、家族と幼なじみに囲まれた幸福の絶頂にいる。
しかし、鏡の中だけが異常を映す。
血まみれの悦子、裂けた産着、痙攣する赤子、警察官、手錠――そこには“罪を犯した悦子”が立っている。

現実の世界は温かく穏やかだが、鏡の世界は鉄と肉の匂いを放つ。
悦子は自分が貼り付けた「幸福のフィルター」に気づきながらも、赤子を抱きしめ、幻想の側に微笑む。

鏡の悦子は唇で告げる。
『お前が殺したんだよ』

幸福と血の二重世界が同時に存在し、悦子はその境界で静かに微笑むのであった。

Nコード
N8278MN
作者名
をはち
キーワード
シリアス ダーク 女主人公 現代
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2026年 07月31日 05時22分
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