- あらすじ
- 祖父の遺品整理で見つけた古い八ミリフィルム。そこに映っていたのは、驚くほど美しい若き日の祖母だった。
藤野凛、二十九歳。彼氏なし、趣味なし、取り柄なし。元彼には「退屈」と振られた、正真正銘の地味なOL。そんな私の平凡な日常は、あのフィルムを再生した瞬間から一変する。
「——その女性は、誰ですか」
窓の向こうから鬼気迫る表情で問いかけてきたのは、隣に越してきたばかりの無愛想な男。近所では変人と噂される彼の正体は、新進気鋭の映画監督・瀬尾蒼真だった。
彼もまた、子供の頃に同じ映像を観ていた。名前も知らない、夏の縁側で笑う女性。その姿に心を奪われ、映像の道を志したのだという。
なぜ二人の祖父は、同じフィルムを持っていたのか?
祖母と蒼真の祖父の間には、何があったのか?
遺品の中から見つかった、六十年前に届かなかった一通の恋文。そこに綴られていたのは、戦後の混乱期に引き裂かれた切ない初恋の物語だった。
過去の想いを紐解くうちに、少しずつ近づいていく二人の距離。「退屈」だと言われた私を、彼は「一生かけても撮り尽くせない」と言った——。
六十年越しの届かなかった恋が、今、新しい恋を繋ぐ。 - Nコード
- N8187MC
- 作者名
- uta
- キーワード
- キーワードが設定されていません
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 05月03日 20時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 11,678文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祖父の遺品から出てきた八ミリフィルムに映っていたのは、隣に住む無愛想な映画監督の『初恋の人』だった件〜六十年越しの届かなかった恋文が、私たちを引き合わせました〜
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N6607ME|
作品情報|
連載(全12エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
「ソウちゃんといても、つまんないの」——三年間尽くした彼女からの別れの言葉は、あまりにも残酷だった。地味で普通。取り柄もなければ、特別な才能もない。中堅メーカーの経理部勤務、年収は平均以下。そんな自分に、恋愛なんて分不相//
N5239ME|
作品情報|
短編|
現実世界〔恋愛〕
「お迎えに上がりました、我が主」——大学の正門前で、銀髪の美貌の男性に跪かれた柊咲良。学内で「存在感がない」と言われる地味な女子大生の彼女は、突然の出来事に困惑する。レオンハルトと名乗るその男性は、咲良が千年前に魔王を封//
N5227ME|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
七年前、私は全てを奪われた。偽りの罪を着せられ、婚約者に捨てられ、父に見捨てられ——声を出すことを禁じられた沈黙の修道院に送り込まれた。リリアーナ・フォン・ヴェルトハイムという名も、令嬢としての未来も、全て石壁の向こうに//
N5237ME|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「君のような落ちぶれた家の娘と結婚するつもりはない」——華やかな夜会の中央で、三年間尽くした婚約者に捨てられた没落令嬢リディア。病弱な弟のため、繕い直したドレスで必死に婚約者の隣に立ち続けた日々は、すべて無駄になった。傘//
N5225ME|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
王宮お抱えの針子として三年間働いてきたリーゼ。孤児院育ちの彼女は、誰にも顔を覚えられない影のような存在だった。唯一の取り柄は裁縫の腕。そして唯一の秘密は——王太子クラウス殿下への、届くはずのない想い。
ある深夜、殿下が//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。