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聖女様は言った

短編
あらすじ
「大丈夫ですよ」
聖女様は、いつもそう言った。
卒業パーティを前に、王太子たちは一人の少女マリアのため、本物の聖女を断罪しようとしていた。 大神官の息子である私は、その輪の中にいながらも、どこか不穏なものを感じていた。
そんな時、神殿の古書庫で一冊の手記を見つける。 そこに記されていたのは、かつて聖女を粛清した国の末路だった。
正義の名のもとに貴族を裁き、神殿を暴き、国を変えた。 けれど流通は止まり、民は飢え、隣国は救いではなく占領者として現れた。
苦しむ民に、死にゆく子どもに、未来を失った妊婦に。 聖女様は、ただ穏やかに言い続ける。
「大丈夫。神はすべてを受け入れてくれています」
私は本を閉じた。 そして現在の聖女と目が合う。
「大丈夫ですよ」
その言葉を聞いた時、私は初めて思った。
――本当に、大丈夫なのだろうか。
Nコード
N6054MI
作者名
闇しぃ太郎
キーワード
R15 残酷な描写あり シリアス ダーク ディストピア 聖女 神官 断罪 乙女ゲーム? ざまぁ
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 06月15日 22時10分
最終更新日
2026年 06月16日 18時55分
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総合評価
80pt
評価ポイント
78pt
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開示設定
開示中
文字数
1,860文字
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