- あらすじ
- 一六八九年、ロンドン。写譜師ナサニエル・クルーは、パーセルの《ディドとエネアス》の低音の上に、誰にも読めない形で一つの名前を刻む。誰も呪わないと決めた女王の歌の、その地面の上に。
三百年後の秋、東京。バロック・チェロ奏者の早瀬奏は、師である音楽学者・氷室慧が殺された現場で、遺された楽譜に奇妙な書き込みを見つける。「全てはバッサカリアが教えてくれる」。師の口癖と一文字だけ違うその一行から、奏は刑事の久我とともに、師が最後に残した謎を追い始める。事件の周りにあったのは、新発見と騒がれた写本と、その真贋をめぐる欲だった。十七世紀の密告と、現代の偽作。二つの時代の低音が、同じ問いに向かって歩いていく。
10/2 文芸日間ランキング7位。本当にありがとうございます。
10/21 今日から新シリーズが始まります。よろしければそちらもよろしくお願いします! - Nコード
- N5974MT
- シリーズ
- クロス・ナラティブ(Cross-narrative)ミステリー小説
- 作者名
- 隠岐群青
- キーワード
- R15 残酷な描写あり ESN大賞11 シリアス 現代 ミステリー パッサカリア ヘンリー・パーセル ディドとエネアス 二重の時間軸 ラメント・バス 写本の真贋・偽作 ディドの嘆き デュアルタイムライン ダイイングメッセージ
- ジャンル
- 推理〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 09月18日 08時00分
- 最終掲載日
- 2026年 10月16日 22時00分
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- 104,762文字
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沈黙のパッサカリア
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