- あらすじ
- 「持参金のない娘は要らない。商いは損得だ」
商家の跡取りだった婚約者は、うちが没落した翌週にそう言った。
損得。結構ですわ。では、得のある所へ参ります。
辺境伯領の関所が、検め役を探していた。荷を検め、税を取り、通す。給金は月に金貨二枚。
「一荷目。絹十反、産地は隣国とのことですが、この織りは王都ですわね。関税は倍」
「二荷目。花嫁道具一式、宛先は辺境伯様。持参金は金貨三百、ただし箱の底は石ですわね」
三荷目、四荷目。荷を開けるたびに、誰かの嘘が一つ減る。
「ロズモンド! 俺の荷を止めるな!」
「関所は荷を検める所ですもの。元婚約者様の荷も、王家の荷も」
そして辺境伯様が、関所の窓口の前に立って仰った。
「関所を通れた花嫁候補は、まだ一人もいない」
「検めが厳しくて、申し訳ありません」
「いや。検める側に、一人いる」
「お通りください。荷は、こちらでお預かりしますわ」
- Nコード
- N4651MT
- 作者名
- くらたん
- キーワード
- アイリスIF9大賞 ESN大賞11 女主人公 職業もの ハッピーエンド お仕事
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 09月17日 00時49分
- 最新掲載日
- 2026年 09月17日 16時13分
- 感想
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- 総合評価
- 14pt
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- 文字数
- 9,561文字
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「持参金のない娘は要らない」と婚約破棄された没落令嬢、辺境の関所を預かります ~通る荷を検めていたら、元婚約者の商いも花嫁候補の嘘も全部見つけました~
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