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報復の航路【第二作 ルー・ブレス】9・10巻「完結編」

あらすじ
二月十八日の死闘の末、ルキフェルは大怪我を負いながらも、マクシミリアン・ブーケ——その正体であるアントワーヌ・ルノアールの復讐計画を阻止した。

フランス海軍の保護下で傷を癒すこととなった彼は、実父であり海軍大元帥エリオット・レオパードと、失われた親子の時間を少しずつ取り戻していく。だが同時に、生き残ったレオパード家の血筋をめぐる問題は海軍の内部に留まらず、王宮にまで波紋を広げていった。

さらに待ち受けるのは、アントワーヌと旧マクシミリアン・ブーケ隊の隊員たちを裁く法廷。
復讐によって奪われ、復讐によって生き延びてきたルキフェル自身もまた、彼らの罪と向き合うことを余儀なくされる。

誰を裁くのか。誰を赦すのか。
自らに流れるレオパード家の血をどう受け止めるのか。

裁判の日を境に、それぞれの道を選び始める仲間たち。別れを経たルキフェルの前には、なおも終わっていなかった因縁と、長くフランスの裏側に潜んでいたダラス家の影が再び現れる。
レオパード一家惨殺、夢蛇密輸、海賊戦争など、これまで別々に見えていた出来事は、やがて一つの線へと繋がっていく。

王宮にまで及ぶ陰謀を追う中、ルキフェルは何度も問われる。
復讐を終えた自分は、これから何のために生きるのか。
守るとは戦い続けることなのか。
自由とは、どこかへ逃げることなのか。

すべての因果に決着をつけた時、ルキフェルはひとつの選択をする。
復讐も血筋も、誰かに与えられた役割も背負わず、自分が生きたいと思える未来へ進むために。

二十年間、失った記憶と名前、家族、復讐に翻弄され続けた男が、初めて自分自身の意思で未来を選ぶ。

復讐する者から、復讐を断ち切る者へ。

「報復の航路 ―ルー・ブレス(Loup blessé)―」完結編。
全ての因果の、その先へ。
Nコード
N2185MR
シリーズ
報復の航路
作者名
セキユズル
キーワード
R15 残酷な描写あり シリアス ダーク 男主人公 西洋 現代 群像劇 パラレルワールド 復讐 海賊 海軍 記憶喪失 成長物語 ブロマンス
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2026年 09月13日 21時00分
最終掲載日
2026年 10月01日 21時00分
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