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瀬戸内幽霊航路

あらすじ
 瀬戸内連絡汽船の航路整理課に勤める久坂透は、赤字航路の廃止資料を作りながら、十年前に海で弟を失った記憶から目をそらしていた。

 午前零時を過ぎた高松港で、透は存在しないはずの船に出会う。午前零時二十分発、潮待ち航路。行き先のないその船は、未練を抱えた死者を夜明けまでに正しい場所へ送り届ける幽霊船だった。

 牛窓、尾道、三津浜、関門、明石。死者たちの嘘や後悔に関わるたび、透は弟の事故の夜に聞いた汽笛と、自分が逃げ続けてきた罪悪感へ近づいていく。

 幽霊船は死者を救う船ではなく、見送るための船だった。最後の行き先として明石が浮かんだとき、透は過去をやり直すのではなく、弟を正しい港へ送り届けることを選ぶ。
Nコード
N1816MF
作者名
うよし
キーワード
JR西じゆうに大賞1 シリアス 男主人公 和風 現代 職業もの ハッピーエンド 瀬戸内 幽霊船 怪異 ローファンタジー ライト文芸 船 家族 喪失
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 05月18日 01時45分
最終掲載日
2026年 05月18日 01時46分
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