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「針を少し進めるだけだろう」と婚約者に言われたので、王都を支えていた私の針を外しました

短編
あらすじ
「明日の夜明けの鐘を、一刻早めてほしい」
婚約者のギルベルトは、まるで花瓶の位置を変えるような気軽さでそう言った。
理由は、妹ミリアの叙爵披露。朝日が差し込む演出に合わせるため、王都中央塔の大時計を動かせという。
けれど王都の時計は、ただ時を告げる飾りではない。
東門の開門、港の水門、市場の競り、薬師院の火入れ、王宮結界の循環。
そのすべてが、時計守エルナの針に支えられていた。
「針を少し進めるだけだろう」
そう笑った婚約者に、エルナは静かに告げる。
「承知いたしました。では、私の針を外してまいります」
Nコード
N1119MG
作者名
Sophia Rose
キーワード
女主人公 西洋 中世 ハッピーエンド 婚約解消 ざまぁ 時計守 王都 大時計 妹優先 職務妨害 正当評価
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 05月26日 07時00分
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