↓ ↑ページトップへ

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【第一幕】無垢なる太陽の欠け落ち / FALLEN SUN

あらすじ
「君の名前は?」
「名前なんて、俺にはねえよ」

すべてを持つ皇太子が、初めて自ら手を伸ばしたのは、名前すら奪われた少年だった。

❖ ❖ ❖

白磁と真鍮に覆われた天上界──高天原(たかまがはら)。

そこは中央演算アマテラスによって、生命も感情も管理された“完璧な楽園”。

次代の太陽として育てられた皇太子カケルは、何不自由ない暮らしを与えられながら、自分だけがどこか欠けているような感覚を抱いていた。

ある日、紙で切った指から流れた彼の血を、楽園は“異物”と判定する。

──なぜ、この世界は僕の血を拒絶する?

生まれて初めて抱いた疑念。
それはやがて、完璧だった世界に小さな亀裂を生んでいく。

一方、高天原の遥か下──廃棄物と泥に覆われた下層界では、一人の少年が死にかけていた。

すべてを奪われても、生きる意思だけは手放さなかった少年は、高天原への復讐を胸に泥の中を這い続けていた。

だが、彼がついに力尽きようとしたその瞬間。
絶対であるはずのアマテラスに、あり得ないシステムエラーが発生する。

何ひとつ自分で選んだことのない皇太子。
何ひとつ与えられず、自らの意思だけで生き抜いてきた少年。

本来なら出会うはずのなかった二人は、互いの孤独に触れ、やがて初めての「友」となっていく。

だが──完璧な秩序にとって、二人の絆こそが排除すべき“不具合(エラー)”だった。

友を守るため、カケルは初めて自らの意思で楽園に背く。

そして、その選択に呼応するかのように。
彼の内側で、アマテラスの演算さえ捉えられない異形の力が目覚め始める。

虚飾の楽園を壊すのは、“神の意思”か。
それとも──少年たち自身の“選択”か。

日本神話×スチームパンクで描く、二人の少年と「選択」を巡る神話SFファンタジー。
Nコード
N0664MT
シリーズ
屍の皇(かばねのおう) | The Steam Blade Rebellion
作者名
星乃ふみ
キーワード
R15 残酷な描写あり シリアス ダーク 男主人公 和風 ロボット 群像劇 ミリタリー オリジナル戦記 異能力バトル サイバーパンク スチームパンク ディストピア
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 09月13日 19時20分
最終掲載日
2026年 10月16日 19時20分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
1件
総合評価
2pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
172,136文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N1680MW| 作品情報| 連載(全20エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
※本作は『屍の皇』第二幕です。 第一幕「無垢なる太陽の欠け落ち」からお読みいただくことをおすすめします。 「その腕は、絶望を貫く刃か。それとも、呪いを継ぐ鎖か」 天上界「高天原(たかまがはら)」の皇太子・カケル。 泥//
N1688MW| 作品情報| 完結済(全3エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「いつか……本物の桜、見に行こうぜ」 天上の楽園・高天原を支えるため、人々が名もなき「部品」として使い潰される下界・ハイヴ。 貧しくとも温かな家族と暮らしていた少年ヤマトは、炭鉱事故で父を、不治の病「鉱血症」で母を失う//
N0664MT| 作品情報| 完結済(全50エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「君の名前は?」 「名前なんて、俺にはねえよ」 すべてを持つ皇太子が、初めて自ら手を伸ばしたのは、名前すら奪われた少年だった。 ❖ ❖ ❖ 白磁と真鍮に覆われた天上界──高天原(たかまがはら)。 そこは中央演算ア//
N1405MW| 作品情報| 完結済(全11エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
今は最強魔王ですが、勇者に転職できますか?──適性はゼロです。 魔界を統べる最強の魔王、フェンリル・エクリプス。 数百年にわたり魔界の発展に尽くしてきた彼には、どうしても叶えたい夢があった。 それは──勇者になるこ//
N9640MT| 作品情報| 完結済(全11エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
かつて王道ファンタジーの主人公として、魔王討伐の旅に出た勇者。 ……だったのだが、物語は魔王を倒す前にまさかの打ち切り《エターナル》。 そんな彼が次に就いた仕事は、今度は「物語を作る側」──《世界構築編纂局》だった。 //
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。