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屍の皇(かばねのおう) | The Steam Blade Rebellion

【断章-01】紅の断罪者、遠き日の残火 / BLEEDING VERDICT

作者:星乃ふみ
最終エピソード掲載日:2026/10/18
「いつか……本物の桜、見に行こうぜ」

天上の楽園・高天原を支えるため、人々が名もなき「部品」として使い潰される下界・ハイヴ。
貧しくとも温かな家族と暮らしていた少年ヤマトは、炭鉱事故で父を、不治の病「鉱血症」で母を失う。

残された妹サクラを守るため、少年は過酷な労働に身を投じ、自らの右腕さえも代償に、鉄の義手「ジャンク・ドライブ」を手に入れた。

蔑まれようと、身体が変わろうと構わない。
妹が笑ってくれるなら、それだけでよかった。

だが、母を奪った病は、サクラの瞳からも光を奪っていく。
下界に救う術はなく、最後の望みは、遥か頭上の楽園に隠された医療技術だけだった。

必ず戻ると約束し、ヤマトは禁断の登攀路・黄泉比良坂へ向かう。

これは、後に「紅の断罪者」となる男が、たった一人の家族を守るため、世界に牙を剥いた始まりの物語。
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