- あらすじ
- ここではない場所。
いまではない時代。
絶海の孤島に、その図書館はある。
訪れる者はほとんどおらず、渡る術を知る者も少ない。
ただ、劣化防止の魔法が幾重にも施された『本』だけが眠る。
ここは、ある種の墓所だ。
滅びた国。
絶えた民族。
既に使う者のいない言語。
亡霊のような書物が、お前を待っている。
ここに居るならば、お前も招かれたのだろう。
この場所に。
―― R. L. A
あなたが気が付いた時には、この『図書館』にいた。
あなたがここを『図書館』だと判断したのは、すり鉢状の空間一面に、書架が立ち並んでいたからだ。
天井高くまで伸びた壁には、隙間なく書架が埋め込まれている。
すり鉢の底。
書見台には、『R. L. A』なる人物の署名付きメモが残されているのみ。
その『署名』自体、あなたは知らない文字だった。
しかし、『意味』はわかる。
それも、正確に。
それは確信だった。
あなたの呼吸。
衣擦れ。
それ以外、耳が痛くなるような静寂に包まれている。
あなたは、まず現状を知るために、目についた本に手を伸ばした。
※この短編集は、
過去に個人サイトや同人誌で公開していた物語を、加筆訂正した再録です。 - Nコード
- N0189MI
- シリーズ
- シルエスト・アーレイア
- 作者名
- 五月伊織
- キーワード
- 残酷な描写あり HJ大賞7 BWK大賞1 BK小説大賞2 シリアス ほのぼの 短編集 掌編 短編 フレームストーリー メタフィクション 架空言語
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2026年 06月10日 18時00分
- 最新掲載日
- 2026年 06月25日 20時00分
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とある図書館の読者に捧ぐ短編集
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