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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

『魔王を殴り倒して帰還したガチムチ聖者、ダンジョン歴20年の日本で無双する ~世界最強がレベル200台? 俺は673なんだが~』

作者:あちゅ和尚
最新エピソード掲載日:2026/11/05
龍宮寺敦、30歳。身長195センチのガチムチ体型。

 リストラで仕事を失い、会社の寮も追い出されかけ、日雇いで食いつないでいた天涯孤独の男は、ある日、勇者召喚に巻き込まれた。

 ところが、敦を白い部屋へ呼び出した神は、身も蓋もないことを告げる。

「勇者では魔王を倒せない。だから、お前がやれ」

 与えられたのは、聖者の力、無詠唱、アイテムボックス、鑑定、そして闘気を用いた体術。

 傷を癒やす手で拳を握り、祈るより殴るほうが早い聖者となった敦は、ついに魔王を単独で討ち倒した。

 褒美は、能力を持ったまま日本へ帰ること。戻された日付も、召喚されたその日だった。

 これでようやく、自分のために生きられる。

 そう思った敦を待っていたのは、ダンジョンが出現して20年になる日本だった。

 街には冒険者向けの店が並び、魔石や素材が売買され、世界最高峰の冒険者はレベル200台に到達しているという。

 敦のレベルは、673。

 異世界で命を懸けて身につけた力は、この日本の常識を大きく超えていた。

 とはいえ、知り合いも後ろ盾もなく、当面の生活費は必要だ。魔物を倒して金になるなら、ようやく仕事にありつける。

 冒険者登録へ向かう敦だったが、その途中、ダンジョンからあふれた魔物に襲われる親子を見つけてしまう。

 素手で魔物を殴り倒し、負傷者を癒やした姿が撮影されたことで、無名の男の日常は一変する。

 世界が攻略に手を焼くダンジョンも、誰も治せなかった傷も、魔王と戦い抜いた聖者にとっては手の届く相手だった。

 今度こそ飯を腹いっぱい食って、安心して眠れる家で暮らしたい。

 そんな男が潜るたび、現代ダンジョンの攻略記録は塗り替えられていく。
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