表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

散りぬる霧に

作者:masaya
最新エピソード掲載日:2026/05/05
『散りぬる霧に』──
霧深き山村で、中央官僚が密室で死んだ。
毒殺。手口は密室。動機は薬物密売への怨恨。村医者・波多野が自首し、事件は閉じる──はずだった。
東京から派遣された若き刑事・猿島冴優は、ベテラン刑事・清水雅哉と共に村に踏み入る。霧無村。よそ者を拒む山間の集落。村人は皆何かを知り、誰も口を開かない。村に染みついた中央官僚の罪、薬物に蝕まれた若者たち、十二年前に死んだ清水の妻の影──冴優は霧の中を、ひとつずつ手探りで進んでいく。
兄を薬物で廃人にされ、ひとり兄を支えてきた女・遙堪綾奈。弟を同じ薬物で失い、復讐を誓っていた医師・波多野。そして、ある夜、清水を闇から襲った何者か──。
倒れた清水を看取りながら、冴優は単独で真相に辿り着く。波多野の自白、密室の謎、清水襲撃の犯人。事件はすべて解けたかに見えた。
しかし、半年後。一通の手紙が冴優のもとに届く。
「兄が亡くなりました。葬儀に来ていただけませんか」
綾奈からだった。
再び霧無村を訪れた冴優を待っていたのは──事件の奥にもう一つ眠っていた、誰にも語られなかった真相だった。気の毒な被害者だと思っていた女の、底知れない冷たさ。法では裁けない悪。罰されないまま、ただ自分で終わりを選ぶ女。
霧が散るとき、最も静かな悪が、姿を現す。


「気の毒と、許せないは、別の話だ」

ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ