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二拍、鳴る。神の器はまだ人間でいたい

作者:TOM_TOM_
最新エピソード掲載日:2026/05/24
白い欠片が、空から降っていた。誰にも見えない。音もない。
 折坂大学に通う真瀬透は、何者でもない大学生だ。才能も、目的も、自分だけの席もない。その手の甲に欠片が触れた瞬間、透は人間には不可視の階層生態系を見る唯一の存在になった。
 体内に棲みついた異物・ヌルの声が言う。「取引だ」。
 透は異物を倒し、吸収し、力を得ていく。異物階層、魔物階層、そして神域階層へ。看板一枚を止めるのが精一杯だった力は、やがて世界の中枢を揺るがす規模に達する。
 だが力を極めるほど、人間が見えなくなる。
 唯一の親友・佐伯圭が机を二回叩く癖がある。とん、とん。それだけがずっと、透の中に残っていた。
 絶対神の座に手が届いた時、透は選ぶ。
EP0 神代の終わり
2026/05/23 13:50
第1話 降る日
2026/05/23 14:01
第2話 光の手
2026/05/23 18:39
第4話 扉の向こう
2026/05/24 01:07
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