ぼくらのＴＲＰＧ生活

※完結済み※
とある老舗出版社から『メリクルリングＲＰＧ』が発売された。
ファンタジー系テーブルトークＲＰＧのルールブックだ。
早速この新作ＴＲＰＧで遊ぼうと集うプレイヤーたち。
だが、突然彼らを襲った大地震の末、プレイヤーの一人である高校生は見知らぬ草原で目を覚ました。
なぜこんなことに？
疑問を抱きつつ確認すれば、彼の姿は先ほどサイコロを振って作ったはずのサムライキャラ、アルトだった。
そう、そこは『メリクルリングＲＰＧ』のルールに支配された、酷く歪んだ異世界だったのだ。

同じく異世界へ来てしまった仲間たちと合流し、とにかく「生活するためにどうすればいいか」と相談する。
そんななかで、彼らは事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられることになる。
その裏には、彼らをこの世界に誘った黒幕の姿があった。

逃亡者、時にのんびり冒険者家業。　そしていずれは世界を救う英雄に？

これはＴＲＰＧ世界に連れ込まれたアルトたちの、いまいち締まらない冒険譚だ。