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『魔法学院で常に1位を目指していたライバルが、なぜか俺のお弁当を毎日作るようになりました』

作者:星野 くろ
最新エピソード掲載日:2026/09/24
王立エーテルガード魔導学院。

平民出身でありながら、圧倒的な魔力容量と精密な演算能力で【学年一位】に君臨する少年、レオナード・ヴァンス。

しかし、どれほど天才的な魔導師であろうと、人間の肉体はマナだけでは生きていけない。

魔導研究に没頭するあまり、二十四時間以上も食事を忘れた彼は、演習室の床で餓死寸前の状態に陥っていた。

そこに突然乗り込んできたのは、彼をライバル視する学年二位の公爵令嬢、セシリア・フォン・アストレア。

土気色の顔で倒れるレオナードの無様すぎる姿に激怒した彼女は、手に抱えていた豪華なシルクの包みを机に叩きつける。

「勘違いしないでちょうだい! シェフが作りすぎた余り物ですわ! 貴方という名のゴミ箱に処分させてあげるだけなんだから!」

そう言って差し出されたのは、最高級の保温・鮮度保持魔法が施された重箱。

美食魔法の極致とも言える、絶品のお弁当だった。

餓死を免れたレオナードは、空腹を満たしてくれた彼女へ心からの感謝と賞賛を贈る。

「ありがとう、セシリア。俺が生まれてから食べた料理の中で、ダントツで一番美味しかった」

お世辞ゼロの真っ直ぐな言葉に、高慢なはずの公爵令嬢の頬は燃えるような深紅に染まり、パニック状態に陥ってしまう。

「あーっ、もう! そんなに足りないっていうなら、あ、明日も……余ったら持ってきてあげなくもないですわ!」

これは、無自覚に胃袋を掴まれていく天才魔導師と、プライドとツンデレを爆発させながら毎日お弁当作りを続ける公爵令嬢の、

おいしくて甘い、学年ワンツーの日常を描いたラブコメディ。
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