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『処刑待ち令嬢と死んだはずの王子の事件簿』 ~殿下、あなたを殺した犯人は私らしいです~

最新エピソード掲載日:2026/10/23
「――どうやら、わたくしがあなたを殺したそうです」
「うん。僕もそう聞いた」

公爵令嬢エレノア・フォン・ローゼンベルクは、婚約者である第二王子アレクシスを毒殺した罪で捕らえられた。

凶器となったのは、エレノアが彼に贈った茶葉。
容疑を裏付ける証拠も、証言も揃っている。

判決は――死刑。

処刑まで、あと十四日。

無実を訴えても、誰も信じてはくれない。
すべてを諦めかけたエレノアの前に現れたのは――

殺されたはずのアレクシス本人だった。

ただし、幽霊として。

しかも彼の姿が見えるのは、なぜかエレノアだけ。

「僕を殺していないと言うなら、犯人を探そうか」

「……ずいぶん気軽におっしゃいますのね。わたくし、あなたを殺した罪で処刑されるのですが」

「だから急がないと」

残された時間は十四日。

王宮に残されたわずかな手がかり。
怪しい証言。
消えた証拠。
そして、アレクシスの死を望んでいたかもしれない人々。

婚約者を殺した罪を着せられた令嬢と、
殺されたはずの婚約者。

生者と幽霊、二人きりの捜査が始まる。

果たしてエレノアは、処刑の日までに真犯人を見つけられるのか。

そして――

本当に、アレクシスは死んでいるのか。

王宮を舞台にした、悪役令嬢×幽霊王子の恋愛ミステリー。
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