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5話で完結する、少し特別な恋愛物語

義姉に告白したら、引っ越すまでの七日間は「いつもどおり」でいてと言われた

作者:澄野 朔
最終エピソード掲載日:2026/10/18
 父と義母の離婚が決まり、六年間一緒に暮らしてきた二歳年上の義姉が、一週間後に家を出ることになった。

 血のつながらない姉ちゃんと、もう毎朝顔を合わせることもなくなる。

 そう気づいた大学二年生の俺は、ずっと隠していた恋心を打ち明けた。

「気持ちは、ちゃんと聞いたよ。でも、付き合えない」

 振られた俺に、姉ちゃんはもう一つお願いをした。

「あと一週間だけ、今までどおりにしてくれない?」

 翌朝も、姉ちゃんはいつもどおりにパンを焼き、俺に「おはよう」と言う。

 俺も何もなかったように返事をする。

 けれど、荷造りが進むたび、当たり前だった日常が少しずつ失われていく。

 六年間の家族写真。
 二人で選ぶ新しい生活用品。
 毎朝、向かい合って座った食卓。

 俺は姉ちゃんと恋人になりたかった。

 でも、姉ちゃんには、恋人になることよりも怖いことがあるらしい。

 好きだという気持ちを伝えてしまった俺たちは、残された七日間を、今までどおりに過ごせるのだろうか。

 家族だった時間を大切にしたい二人が、新しい関係を見つけるまでの、少し切ない現代恋愛。

 全5話完結。
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