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虹の橋を渡ったら、そこは猫の国でした。

作者:古紫 汐桜
最新エピソード掲載日:2026/11/06
大好きな猫が、虹の橋を渡ってしまった。

5歳の時に拾った、茶トラのチャチャと、ミルクティー色の中毛の猫正宗。
兄弟猫だった二匹は、私にとってかけがえのない家族だった。
チャチャが18歳で旅立ち、その2年後、20歳になった猫正宗も虹の橋を渡ってしまった。

ずっと一緒にいられると思っていた。

もう二度と猫は飼わない。
そう心に決めていたのに、ある日、帰宅すると三匹のキジトラ猫が待っていた。
私を心配した家族が、保護猫カフェから引き取ってきたのだという。
母猫のワカメと、ツンデレのコンブ、甘え上手なヒジキ。
新しい家族との暮らしにも慣れてきた頃、私は奇妙なことに気付いた。
夜中になると、三匹が揃って姿を消すのだ。
不思議に思った私は、ある夜、こっそりと三匹の後をついていった。
すると、目の前に現れたのは、美しく輝く虹の橋。
そして、その先に広がっていたのは、人間が知らない『猫の国』だった。
そこで再会したのは、亡くなったはずの猫正宗。
しかも、彼は猫の国を治める国王様で──!?

「また、こうして出会えるとは思わなかった。もう、離れたくない。ずっと傍にいて欲しい」

かつて愛した猫は、一人の男性として私に愛を告げる。
だけど、私には帰るべき世界がある。
猫の国に残るのか、それとも元の世界へ帰るのか。

これは、虹の橋の向こうで再会した一人の女性と猫の国の王様が紡ぐ、ちょっぴり不思議な恋物語。
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