あたしの皇帝陛下様。
それは少し、昔のお話。 産まれた時から決められていた、婚約者。この国の、王太子となるべく育てられているお方。エレオリアと、エリオローウェン。そろいの名前。彼らが初めて顔を合わせたのは、エレオリアが五歳のとき。やがて結ばれる日を思って、それから10年の時を共に過ごしてきた。そして、エレオリアは口にする。「あたしは、王太子妃にはなれない」 だからどうか、婚約を、解消して。 一人きりを望んだ姫君と、それを許さなかった王様のお話。 ※「わたしのお姫様は、とてもお美しい」のスピンオフ小説となります。そちらのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。単体でも読めるようなお話にしてありますので、気にされない方はどうぞ「あたしの皇帝陛下様。」をお楽しみください。
一章
1.今は亡き、かつての王太子へ。
2013/01/21 16:14
(改)
2.あなたはけして、わるくない。
2013/01/22 00:47
(改)
3.そして娘は男と出会ったのだ。
2013/01/23 03:54
(改)
4.気付いた男は我が道を行く。
2013/01/24 00:00
(改)
5.このとき娘も選んだのだ。
2013/01/29 06:48
(改)
6.語らぬ強引さは、透明な瞳から逃れられるかどうか。
2013/02/11 17:44
(改)
7.娘の抱くその思い込みが、油断であって命取り。
2013/02/13 21:52
(改)
8.わずかに語られた遠い神話。
2013/02/18 03:35
(改)
9.もう一度、言葉を交わす為に。
2013/03/05 16:33
(改)
10.彼が皇太子になったのは
2013/03/06 00:19
(改)
11.決定的な言葉は告げぬまま
2013/03/12 04:12
(改)
12.これはけして、悲劇なんかじゃないはずだ。
2013/03/23 13:34
(改)
13.死の足音と、福音を。
2013/03/25 05:08
(改)
14.娘は言葉を贈る幸福を知った。
2013/03/27 10:00
(改)
15.ありったけの言葉を尽くすから。
2013/04/02 00:00
(改)
16.娘の懸念と人々の祈り
2013/04/08 15:50
(改)
17.呼び声が、きこえたから。
2013/04/09 04:20
(改)
18.そして世界に響く悲嘆の声。
2013/04/10 01:56
(改)
こうして歌劇は世に成った
2013/05/15 02:50
(改)
二章
1.私は何も悪くないのに。
2013/05/10 17:18
(改)
2.こうして少女は名を厭う。
2013/06/01 03:22
(改)
3.賢王の息子、よくできた王太子、特別なたったひとり。
2013/06/09 02:28
4.信じていない君に、救えるものなど何も無い。
2013/06/20 02:26
(改)
5.金の髪のあなた
2013/07/06 13:33
(改)
6.こうしてわたしたちは出会ったの。
2013/07/07 03:30
(改)
7.彼女を知るものたち
2013/07/28 20:53
(改)
8.偽りの目覚めと偽りの想い
2013/08/15 07:23
9.深い森のシエラ
2013/09/05 05:43
(改)
10.この姫様が、誰のものだと思っているの。
2013/09/29 07:02
(改)
11.赤髪の幸福
2013/10/10 02:00
12.あたしのいる場所を、彼女は知らない。
2013/10/18 16:03
13.少女の日常を欠けさせない為に
2013/11/12 00:01
(改)
14.それはたしかに愛だった。
2013/11/17 23:45
15.取り戻す為に動くには、この場所はいらないから。
2013/11/24 07:12
16.あなたは僕に似ている。
2013/12/06 04:39
17.呪われ、呪いをふりまいた、彼ら。
2014/01/20 04:21
(改)
18.春に生かされた子ども
2014/01/23 04:45
(改)
第三章
1.目覚めから、ぬくもりを
2014/05/20 03:23
2.協力関係と与えたもの
2014/05/21 01:08
3.喪失の自覚
2014/06/05 01:14
4.頂きに立つということ
2014/07/25 01:23
5.神聖王国第一王子
2014/08/24 00:04
(改)
暗転.皇位継承《エヴァンシーク》
2015/01/08 02:58
(改)
暗転.北の領地《ルティーカ》
2015/07/22 00:18
(改)
暗転.赤髪と皇帝陛下と金色《オルウィス》
2015/10/15 16:18
(改)
6.息ができなくならないように
2016/01/31 23:45
(改)
7.取り戻した場所で
2016/02/17 16:01
(改)
8.たいせつと、たいせつを
2016/03/20 01:32
(改)
9.榛色と最愛
2016/04/18 23:43
10.春
2016/05/09 21:37
(改)
11.とても可愛らしい、このお姫様。
2016/06/15 21:36
(改)
12.まだ、この心は、こんなにも
2016/06/30 00:34
13.あなたの望むまま、描く幸いのままに。
2016/07/10 00:00
(改)
14.魔女の伝える、建国譚
2016/07/25 23:00
(改)
15.この気持ちを、なんと言葉にするべきか。
2016/07/31 14:42
16.不穏な空気と、抱く不安
2016/08/16 23:39
(改)
17.春を呼んだお姫様へ
2016/09/04 11:34
(改)
18.いつかこの日の出来事を、君に語る日が来るだろうか。
2016/09/25 19:56
(改)
終章
1.冬の帝国、2年目の春。
2016/10/10 00:00
2.いつか痛みが伴うとしても。
2016/10/20 00:00
3.遠い明日のゆうまぐれ
2016/10/25 00:00
(改)
4.もたらされる手紙と、やってきた思わぬ姿
2016/10/30 00:01
(改)
5.見開かれた菫色の瞳を、覗き込むことはなかった。
2016/11/05 00:01
(改)
6.驟雨、襲来。
2016/11/10 23:32
7.姫君は沈黙しない
2016/11/15 00:24
(改)
8.全てはあなたのために
2016/11/20 01:29
9.春の聖女との交感
2016/11/25 00:16
10.ひらめく光と傍らの遠い味方へ
2016/11/30 00:22
(改)
11.待ち望んでいた踏みいる者
2016/12/05 23:56
(改)
12.流れた光が意味するもの
2016/12/23 19:52
(改)
13.この人は、手足があることに気づいていないのだ。
2017/01/21 20:03
14.得ていたものを、自覚する。
2017/02/05 22:57
冬の帝国 黎明期 ①
2017/02/20 22:59
冬の帝国 黎明期 ②
2017/02/26 00:00
(改)
冬の帝国 黎明期 ③
2017/03/31 23:58
(改)
冬の帝国 黎明期 ④
2017/04/28 23:25
(改)
冬の帝国 黎明期 ⑤
2017/05/31 23:54
(改)
15.冬のはじまり
2018/05/31 08:00
(改)
16.捨てられた王女
2018/07/01 08:00
17.赤い染みに躊躇せず膝をついたのは
2018/08/13 08:00
暗転.襲撃事件の後《エヴァンシーク》
2018/09/30 16:00
18.すべきだったことを、ここで
2019/04/07 17:00
(改)
19.春の議会
2020/04/05 07:00
20.窓辺に降り積もる雪を見て
2020/04/12 07:00
21.告げる鐘の音
2020/04/19 07:00
22.春の日差しの中で
2020/04/26 15:02
(改)
23.重なる杯と、春嵐
2020/05/10 07:00
24.約束された福音
2020/05/17 23:57
25.春の女神
2020/05/24 07:00
26.女神降臨
2020/05/31 07:00
27.変化などささやかなものだと笑って
2020/06/08 02:54