裏切りの王太子に囚われて〜憎しみと愛が交差する檻の中で〜
最新エピソード掲載日:2025/04/23
王国の王女 イレーネ・ヴァルディナ は、剣を振るう姫君と呼ばれるほどの実力を持つ。
外交の場で隣国の第一王子 レイヴェル・アークヴィス と出会った彼女は、その完璧な容姿と優雅な振る舞いに、瞬く間に心を奪われる。
彼もまた彼女に惹かれ、甘い言葉と情熱的な手紙で彼女を包み込み、やがて二人は秘密裏に恋人関係となる。
しかし、その幸福は儚く崩れ去った。
突如として 「敵国と内通し、戦争を企てた」 という罪を着せられたイレーネは、祖国に裏切り者として扱われ、無実を訴える間もなく戦場へと駆り出される。
そして、憎き レイヴェル と再会した瞬間、彼女の世界は完全に崩壊する。
「……何も感じないの?」
「……何をだ?」
傷だらけで膝をついた彼女を、冷え切った瞳で見下ろす男。
かつて甘く愛を囁いた唇が、今は彼女を嘲笑するために存在する。
あの日交わした言葉も、触れ合った指先の温もりも、すべてが嘘だったのか。
――私は、利用されたのか。
戦場で敗れ、捕虜となった彼女は、レイヴェルに囚われる。
処刑されることを覚悟していたが、待っていたのは――
予想外にも、まるで恋人のように甘く扱われる日々だった。
レイヴェルは彼女を 「俺のもの」 だと宣言し、傍に置き続ける。
憎いはずなのに、時折見せる優しさに、イレーネの心は揺れ始める。
「こういうのは好きか?」
戦場では見せなかった穏やかな横顔、そして彼の胸に抱かれたときに感じる微かな安心。
すべてが策略だとわかっていながら、彼の腕の中にいるときだけは心が溶けそうになる。
やがて、彼は告げる。
「城に戻ったら、式を挙げよう。俺の妻になれ」
信じられるはずがない。
彼は、私を陥れた男。
私のすべてを奪い、戦場に追いやり、捕虜として扱った男。
なのに、涙を流す私を 「ごめんな」と抱きしめる腕は、なぜこんなにも温かいの?
――憎しみの檻の中で、彼に囚われた私は。
――このまま、愛に堕ちてしまうのだろうか。
プロローグ
2025/04/22 23:41
(改)
運命の出会い
2025/04/22 23:49
(改)
初恋と、静かに忍び寄る罠
2025/04/22 23:53
(改)
陥れられた王女
2025/04/23 00:09
(改)
戦場の終焉
2025/04/23 00:16
(改)
囚われの夜
2025/04/23 00:23
(改)
屈辱と動揺
2025/04/23 00:30
二度目の恋は甘くて苦い
2025/04/23 00:48
(改)
湖に揺れる、束の間の甘いデート
2025/04/23 00:52
(改)
囚われの恋人ごっこ
2025/04/23 01:02
揺れる感情
2025/04/23 01:06
変わりゆく支配
2025/04/23 01:13
恋人ごっこの代償
2025/04/23 01:21
(改)
逃げたいのに、帰る場所は彼のもと
2025/04/23 01:28