エルデーン世界記録集 ― Chronicle of Eldern
アンデル列王伝抄 講和王
最終エピソード掲載日:2026/10/27
三年の戦に勝ち続けた王は、敵の都を前に軍を止めた。
二つの王家を滅ぼせば、三つの国を手に入れられる。それでも王が望んだのは、一つの国だった。
大河の水と街道、関所の税をめぐり、百年あまり争い続けてきた三王国。
その一つ、アルデンに生まれた次男レオドールは、幼くして隣国の人質となり、帰国後は川の舟手として育った。兄の戦死によって王位を継ぐことになった彼は、やがて三国の命運を握る戦に臨む。
渡しを奪い、城市を降し、敵の都へ迫った末に、王が選んだのは談判だった。
川の中洲に卓一つ、椅子三つ。従者も書記も交えず、三人の王は三日三晩、語り合った。
そして戦が終わる。
だが、三つの国が一つになるには、まだ長い年月が必要だった。
関所を閉じ、貨幣をそろえ、かつての敵と同じ高さの椅子に座る。
後世に「講和王」と呼ばれた男は、どのように国を結び、何を次の世代へ残したのか。
架空世界に伝わる一冊の史書をひらくように読む、統一王の生涯。
生い立ちから戦争、講和、その後の治世までを綴る、全五篇の王侯伝。
二つの王家を滅ぼせば、三つの国を手に入れられる。それでも王が望んだのは、一つの国だった。
大河の水と街道、関所の税をめぐり、百年あまり争い続けてきた三王国。
その一つ、アルデンに生まれた次男レオドールは、幼くして隣国の人質となり、帰国後は川の舟手として育った。兄の戦死によって王位を継ぐことになった彼は、やがて三国の命運を握る戦に臨む。
渡しを奪い、城市を降し、敵の都へ迫った末に、王が選んだのは談判だった。
川の中洲に卓一つ、椅子三つ。従者も書記も交えず、三人の王は三日三晩、語り合った。
そして戦が終わる。
だが、三つの国が一つになるには、まだ長い年月が必要だった。
関所を閉じ、貨幣をそろえ、かつての敵と同じ高さの椅子に座る。
後世に「講和王」と呼ばれた男は、どのように国を結び、何を次の世代へ残したのか。
架空世界に伝わる一冊の史書をひらくように読む、統一王の生涯。
生い立ちから戦争、講和、その後の治世までを綴る、全五篇の王侯伝。
第一篇 生い立ち
2026/10/22 22:00
第二篇 三年の戦
2026/10/23 22:00
第三篇 中洲の談判
2026/10/24 22:00
第四篇 治世二十二年
2026/10/25 22:00
第五篇 崩御と評
2026/10/27 22:00