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魔王の娘のセレナーデ(長編版) ~悪魔を血を引く姫の哀しい愛の物語~

作者:雪代コハク
最新エピソード掲載日:2026/07/14
「——宿命なんて、私はそんなもの信じないわ。運命は自分で切り拓くものよ」

 分厚い霧の壁によって外界から閉ざされた『ニヴルヘイム』。
 そこは青い肌に尖った耳をした人ならざる者たちが住む、平和で美しい小国だった。

 絶世の美貌を持つ王女は、正義感が強く、いつも自信に満ち溢れていた。好奇心が強すぎるのとお転婆なのが玉に瑕だけれど、明るく誰にでも優しいその性格は周囲から深く愛されている。
 そして彼女もまた愛する恋人との結婚を目前に控え、幸せの絶頂にいた。

 一方、霧の壁の外側では人間達が日夜、血で血を洗う戦争を繰り返していた。
 ある日、『勇者』の血を引く若者に率いられた一部隊が、霧の前で敵軍に包囲され絶体絶命の危機に陥る。
 全滅を逃れるため、彼らが決死の覚悟で霧の壁の中へと侵入したことで、王女たちの運命の歯車が大きく狂い始める。

 『光に愛された者』たちと、『愛されなかった者』たち。

 それは、決して手を取り合えぬ定めなのか。

 ——これは運命に翻弄された者たちの、哀しい命の物語。
 ——世界に恋した愚かで優しい姫の、熱く切ない愛の唄。

登場する12人の視点で語られるお話です。
※別作品『魔王の娘のセレナーデ』にストーリーを追加したリライト版です。人によっては蛇足かも。
※【全55エピソード(12万字)くらい】毎日投稿します。
※AI学習禁止。
序章
第一章 霧の谷の悪魔の末裔
番外編 登場人物紹介
第二章 王女とメイドと、ニンゲンの村
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