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君と刻む4度目の春

作者:時任 朔
最終エピソード掲載日:2026/11/01
心臓の不治の病により、十八歳の春に舞台上で命を落とした少女・唯。
彼女を救えなかった激しい悔恨から、幼馴染の淳は時空の理を歪め、十五歳の過去へとタイムリープする。
二度目の世界。
淳は彼女を死なせないため、悪魔になってダンスを奪い、病室の中に縛り付けた。
しかし、命は延びたものの生きる情熱を失った唯の心は枯れ果て、ただ息をするだけの「透明な籠」の中で二十三歳で息を引き取ってしまう。
「彼女から光を奪ったのは、病気ではなく僕だ——」
絶望の果てに、淳は狂気とも言える三年間の研究を経て、タイムリープの法則を解き明かす。
【極限の利他心】と【満月の夜】。自らの命を薪にして跳び込んだ三度目の世界で、淳は運動生理学に基づいた「低負荷表現ダンス」を編み出し、ついに唯の病を寛解へと導いた。
国民的スターへと登り詰める唯。だがその裏で、時空を歪めた「反動」という容赦ない代償が、淳の肉体を急速に蝕んでいく。
自分の命と引き換えに彼女に未来を贈り、一人静かに息を引き取った淳。
残されたノートからすべてを知った唯は、悲しみを「狂気」の決意へと変える。
「待ってて、淳。今度は私が、あなたを助けに行くから!」
巻島楓という協力者から明かされた【月蝕の夜】と【真逆のベクトル】。
時空の呪いと激しい反動が二人に襲いかかる中、互いの存在と命をすべて分け合う覚悟を決めた二人が起こす、奇跡の結末とは——。
※過酷な運命に抗い続けた二人が辿り着く、感動のタイムリープSFラブストーリー。
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