表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

水底の冬桜

作者:綴 紫乃
最終エピソード掲載日:2026/03/26
東京での日々に心をすり減らし、休職届を出した青年・蓮(れん)。
まるで「ガラス一枚隔てた向こう側」から世界を眺めるように、無気力な日々を送っていた。
亡き祖父の遺品整理のため、埼玉県のはずれにある山あいの集落・旧神泉村を訪れた蓮は、古い文机の奥から一枚の奇妙な和紙を見つける。それは光に透かすと浮かび上がる、ダムの底に沈んだはずの村の「透かし絵の地図」だった。さらに、その地図はある一点の座標を意図的に指し示していた。
折しも、季節外れの異常渇水により神流湖(下久保ダム)は完全に干上がり、水没したはずの旧神泉村が白日の下にその姿を現していた。幼馴染の紬(つむぎ)とともに、地図が示す湖底の神社跡地へ向かう蓮。しかし、たどり着いたその場所には、自分たち以外の誰かが「つい先ほど掘り返した真新しい痕跡」が残されていた。
祖父が地図の交点に隠したものは何なのか?
そして、自分たちより先に湖底を掘り返した「先客」は誰なのか?
古い写真館、未現像のフィルム、そしてダム建設前夜に村を二分したという激しい対立の歴史。調査を進めるうち、二人は村がひた隠しにしてきた過去のしがらみへと足を踏み入れていく。
台風の接近により、数日後には大雨が降り、湖底は再び永遠の水底へと沈んでしまう。
渇水という非日常の風景の中、泥にまみれて過去の謎を追ううちに、蓮の止まっていた時間は少しずつ熱を取り戻していく――。
第一章
第1節
2026/03/22 20:00
第2節
2026/03/23 20:00
第3節
2026/03/24 20:00
第4節
2026/03/25 20:00
水底の冬桜
2026/03/26 06:53
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ