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恋愛小説のはずでした

【連載版】私を振った婚約者が、いちばん遅く失恋した【全5話】

作者:堀吉 蔵人
最新エピソード掲載日:2026/10/04

※短編からお越しの方は、第3話へどうぞ。第1〜2話は短編と同じ内容です。

「君にも、本当に恋ができる人を見つけてほしい」

三年間の婚約を終わらせた彼は、来週も私が訪ねてくると思っていた。
彼のために本を選び、疲れた日には読むのをやめて、話を聞く。そんな日曜の午後が、結婚しなくても続くのだと。

私はあなたに、恋をしていたのに。

もう訪ねないと決めた私は、貸していた本を五冊、返してほしいと頼んだ。
届いたのは四冊だけ。最後の一冊を持った元婚約者は、もう一度話したいと言う。

これは、別れを告げた人が、別れの意味を知るまでの話。
そして、私の家で初めて開く読書会と、結婚するはずだった春の、その先の話。

短編本編2話と、書き下ろしの後日談3話で完結します。復縁はありません。
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