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私は猫

作者:原口光陽
最新エピソード掲載日:2026/06/07
私セイナは高一の女子。下校中、目前で同級生のタケルが車にはねられ、病院に搬送される。タケルに片思いの私は家族と付き添う。手術は成功しても意識が戻らない。三毛猫ニトランを飼う院長はみんなに「静かに見守りましょう」と言うが、私には「長老猫ハルのお告げがあり、猫戦争が起こる。タケルに取り憑いた化け猫ジマを倒し、その魂を壺に封印して七十二時間以内に猫戦争を終わらせろ。そうすれば意識は戻る」と言う。言葉を真に受け、ジマを倒す方法を考え込み、私は自宅の階段から落ちて意識を失う。はずみでメス猫ステラに変化した。猫世界ではニトランが出迎え、楽しい猫ライフが待っていた。一方で派閥争いがあり、ジマはニトラン側を攻撃する。ステラらは猫戦争に立ち向かう。死闘の末にジマを倒し、魂を壺に封印できたと思いきや、ジマを陰で操ったのは院長だった。院長の逆襲で劣勢に立つ。奥の手で反撃し、院長は小学校に逃げ込む。そこでニトランの恋人猫ミントが人質としてはりつけになっていた。ステラとニトランもはりつけになる。リミットが迫ってあきらめかけた時、野良猫が来襲してみんなを救う。指揮したのは黒猫ヒジキだ。ヒジキは私が七年前に飼った猫である。自由の身になり、ステラは院長を追う。物見やぐらで院長とステラは一騎打ちになる。カラスの助けもあり、院長にとどめを刺す。ヒジキは血統書付きの高級猫だ。院長は密かに目を付け、知人に売る計画だった。賢明なヒジキは陰謀を阻むためにニトランの合図で家出した。プライドを捨てて野良猫と暮らし、寿命を迎えてタケルに転生した。ヒジキはそう語った。院長は患者がヒジキなのを見抜き、ジマの魔力でタケルをヒジキにして計画を再実行しようと企んだのだろう。悪巧みもつぶれ、猫戦争は終わる。猫世界に平和が訪れる。私とタケルは意識を取り戻した。彼は何かを思い出したように私にすり寄る。二人は幸せに包まれ、元気に高校に通う。
片思いの男子
2026/05/20 07:13
タケルの病状
2026/05/23 13:00
猫になる
2026/05/27 12:00
猫のユートピア
2026/05/31 13:00
派閥争い
2026/06/03 13:00
ロン
2026/06/07 13:00
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