Cocytus

魔物の脅威に晒されながら、人々は生きていた。
しかし、ある冒険家が魔石という宝石を採掘した事で変わった。

人類の偉大な発見が火だったように初めて手にした宝石は赫く煌らかであったという。

その宝石は瞬く間に広がり、加工して様々な種類の魔法を扱えるようなり、更に機械類の動力もまた魔石に頼っていた。
人々の暮らしさえも変えた魔石を管理する騎士団。
そこにアスラはやってきた。
その権力には興味がないが、その魔石のもたらす力とギルドに加入していた時に相見えた不死鳥を探していた。渡り鳥のように他所に行き、雪を降らせる不死鳥にもまた目的があった。
それを知るためにもその不死鳥を師匠として倒す目標とすることになる。