「転生」したら、俺が竹取物語の作者だった件。〜月から消えた二十二世紀人科学者は、いかにして日本最古の書かれた物語を成立せしめたのか〜
最新エピソード掲載日:2026/09/27
二十二世紀の日本人科学者である「俺」は、恋人の母親の骨を火星へ散骨する旅の途中、月面基地から忽然と姿を消す。目覚めたのは千年以上も昔の日本。そこで出会ったのは、恋人と瓜二つの少女・かぐやだった。
遥か西方にルーツを持つ彼女は、金糸の髪ゆえに天女(あまおとめ)と呼ばれ、古代ギリシアのルキアノスを思わせる「月への旅」の物語を代々受け継いでいた。
未来から来た科学者と、西から来た物語を継ぐ少女。二人がともに暮らすうち、俺の時間移動、二人の女の酷似、火星へ運ぶはずだった骨を結ぶ真実が明らかになる。
その真実を後世から隠すため、俺はかぐやの人生を巨大な嘘へ書き換える。
竹から生まれ、最後は月へ帰った姫――。
これは俺が、自らの痕跡とかぐやとの約束を葬り、後世に『竹取物語』だけを残すまでの物語。
遥か西方にルーツを持つ彼女は、金糸の髪ゆえに天女(あまおとめ)と呼ばれ、古代ギリシアのルキアノスを思わせる「月への旅」の物語を代々受け継いでいた。
未来から来た科学者と、西から来た物語を継ぐ少女。二人がともに暮らすうち、俺の時間移動、二人の女の酷似、火星へ運ぶはずだった骨を結ぶ真実が明らかになる。
その真実を後世から隠すため、俺はかぐやの人生を巨大な嘘へ書き換える。
竹から生まれ、最後は月へ帰った姫――。
これは俺が、自らの痕跡とかぐやとの約束を葬り、後世に『竹取物語』だけを残すまでの物語。
風のない月を離れて今いずこ? ――当然に、日本だ。ただし、過去も過去の。
2026/09/24 01:39
(改)
西の西、そのまた西には何がある? ――知らぬ。だが、迎えは西から来た。
2026/09/24 07:31
(改)
この方をどなたと心得る。――そんな言葉を、まさかこの時代で思い出すだなんて予想外も甚だ。
2026/09/24 12:46
(改)
想定外ではない。計画の範疇にないだけで。――芳野へ到着した俺が見せられたのは、そんな生易しい展開(シロモノ)ではなかった。
2026/09/25 07:18
(改)
作者が消えても、物語は残る。――それならば、人を消すのに必要な嘘はどんな嘘?
2026/09/27 01:31