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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

[記憶屋書店]

[記憶屋書店]

作者:
最新エピソード掲載日:2026/07/29
あらすじ

夜二十二時から午前三時までだけ開く、不思議な書店。

その店では、人の記憶を一冊の本にして買い取っている。

売られた記憶は二度と思い出すことができず、本人がその本を読んでも失われた記憶は戻らない。

店を訪れるのは、忘れたい過去を抱えた人々だけ。
そして、その書店は「記憶を売ろう」と強く願った者にしか見つけることはできない。

自分には何の価値もないと思いながら生きてきた十九歳の少女・辻桜もまた、その書店を訪れた一人だった。

しかし彼女は、店を訪れた誰もが記憶を売ってきた中で、「売らない」という選択をした客となる。

その選択をきっかけに、店主・緑野綴から書店で働かないかと誘われた桜は、記憶を本にする不思議な書店の一員となる。

悲しみから逃れたい人。
忘れられない後悔を抱える人。
大切な人を失った人。
そして、幸せな記憶を手放そうとする人――。

一冊一冊の本に込められた人生と向き合いながら、桜は少しずつ「人の価値」と「記憶の意味」を知っていく。

これは、忘れることが救いなのか、それとも苦しみなのかを問いかける、不思議な書店の物語。
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