かつては空をかけた翼も今はなく
“獣の証を持たぬ人間こそ、神が創りたもうたこの世で最も尊い存在である”……そんな人間至上主義を掲げる神聖王国は、獣の耳や尻尾、翼を持つ人々を蔑視している。戦に負け、神聖王国への従属を余儀なくされた有翼人たちは彼らの誇りである翼を切り落とされた。彼らは永遠に空をかける術を失ったのだ。――その日、かつて誰よりも高く空を飛んだ少年は復讐を誓った。
そうして――少年の運命が変わった日から月日は流れ、青年となった彼は憎悪する男の娘の護衛に選ばれた。彼女と過ごす穏やかな日々は復讐に燃える彼の心を波立たせ、いつしか彼は彼女に特別な感情を抱くようになる。復讐心と恋情の狭間で葛藤する彼の行きつく先は――――。
※人によっては地雷になります。ご注意ください。
※復讐モノに見せかけた恋愛モノです。たぶん。
そうして――少年の運命が変わった日から月日は流れ、青年となった彼は憎悪する男の娘の護衛に選ばれた。彼女と過ごす穏やかな日々は復讐に燃える彼の心を波立たせ、いつしか彼は彼女に特別な感情を抱くようになる。復讐心と恋情の狭間で葛藤する彼の行きつく先は――――。
※人によっては地雷になります。ご注意ください。
※復讐モノに見せかけた恋愛モノです。たぶん。
1.誇り高き鳥たちは翼を失う
2016/06/25 19:50
2.空を望む鳥は地に堕ちる
2016/06/25 22:00
3.地を這う鳥は空に焦がれる
2016/06/25 22:00
4.地を厭う鳥は空に口づける
2016/06/25 22:00
5.陽を恋う鳥は嵐に惑う
2016/06/25 23:00
6.陽を願う鳥は雨に濡れる
2016/06/26 00:00
7.翼なき鳥たちは地を駆ける
2016/06/26 00:00
(改)