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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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魔法少女の才能がないと言われた私、禁忌の魔法で最強になる

最新エピソード掲載日:2026/11/02
十数年前、世界に現れた怪異によって、人類は滅亡の危機に瀕した。

そんな世界を救ったのは、奇跡の力を操る少女たち――魔法少女。

人々から希望の象徴と称えられる彼女たちに憧れ、白門つむぎもまた、魔法少女を志していた。

だが、彼女は不合格を言い渡される。

理由は、たったひとつ。

「妹さえ守れれば、他の誰がどうなろうと構わない」

その思想が、魔法少女にふさわしくないと判断されたのだ。

けれど、つむぎにとっては当然のことだった。

両親を亡くし、唯一の家族となった妹のつなぎ。あの子に不自由のない生活を送らせるためなら、どんなことだってする。見知らぬ誰かのために命を懸けるつもりはないし、世界を救う義理だってない。

――だって、私の世界には、つなぎさえいればいいのだから。

そんな彼女の前に現れたのは、禁忌の魔法を宿す一冊の黒い本。

【私の希望、君の絶望】

それは、たったひとつの願いを叶える代わりに、使用者の自我を削り取っていく禁断の魔法だった。

失われていく思い出。摩耗する感情。消えていく人間性。

最後には、自分自身すら残らないかもしれない。

それでも、つむぎは迷わなかった。

「私の希望は、つなぎだけだから」

こうして、少女は世界の理から外れた力を手に入れる。

やがて怪異を圧倒するほどの力を振るい、誰も知らない禁忌の魔法で、常識外れの奇跡を起こしていくつむぎ。

しかし、その力はあまりにも異質だった。

人々を守るために戦うはずの魔法少女たちは、彼女を恐れ、疑い、やがて世界そのものが彼女を危険視し始める。

そして、誰よりも彼女を愛する妹だけが、少しずつ変わっていく姉の姿に気づいていく。

姉は、いつも通り優しく笑っている。

美味しいご飯を作ってくれる。
学校の話を聞いてくれる。
何があっても、自分を守ってくれる。

――なのに、どうして。

大好きだった姉の笑顔が、こんなにも怖いのだろう。

これは、たったひとりの妹を幸せにするため、己のすべてを代償に最強へと至る少女の物語。

そして、ひとりの少女の純粋すぎる愛が、やがて世界に絶望をもたらす物語。



禁忌の魔法【私の希望、君の絶望】
代償:己の希望以外のすべてを喪っていく
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