弱者を喰らう神
最終エピソード掲載日:2026/07/26
熊本県霧谷町__そこでは古くから、七年に一度「弱き娘」を神へ捧げる禁忌の儀式「霧の贄」が行われていた。
二〇二五年。東京の大学病院で働く看護師・下津家はおりは、母の訃報をきっかけに故郷へ戻る。しかし町では、本来七年に一度のはずの供物の失踪事件が一年の間に三度も起きていた。
幼馴染のこうきとともに事件を追うはおりは、五十年前に残された一冊の日記と、霧谷町から東京へ広がる不可解な儀式の存在を知る。
やがて明らかになるのは、人々を喰らう神の恐るべき正体。そして、その神を生み出していたものとは__。