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夜空を見上げる少女等は孤独

作者:九頭坂本
あなたの世界は、自分を殺せば、楽になる?

 街一つ吹き飛ばす、超小型核爆弾を作成した女子高校生、趣味は兵器造り、自称天才、鈴懸紺は孤独だった。これまで、ただの一人の友達も出来ず、無論、彼氏も出来ず、多少の劣等感と、凡人とは違うのだという、優越感に溺れる彼女だったが、それはそれとして、孤独の素晴らしさを覚えていた。
 一人の友達もいない高校に通い、放課後は授業が終わると同時に独りで自宅へ直行。劣等感を一杯に込めて教科書の入ったリュックを放り投げる。拭いきれなかった劣等感は発作になって紺を死にたくさせるが、それも兵器の創作に没頭して忘却。ロマン第一、安全性は第四、テーマは、「芸術は爆発だ」。孤独の育てた創作への熱意と技術は、誰にも理解されることはない。
 そんな毎日を送る紺の前に突如現れた、大体十匹の猫の群れ。一匹を除き全匹茶色、弱っているのか、鳴きすらしない猫達の中、その黒猫はいた。群れの中で唯一、綺麗な毛並みをしていたその猫は、動物にすら嫌われ、人間という括りを無くしてもなお、友達の出来たことのない紺の足元に纏わりついてきた。
 片栗藍。黒猫の存在をきっかけに紺と出会った彼女は、大人っぽい声と子供みたいな話し方、女性らしさを感じさせる髪型と幼さを残した童顔、百七十センチを超える長身を持ちながら、黄色い、女児向けアニメのキャラクターのプリントされたスカートを履いていた。言動も行動もちぐはぐな藍に、紺は自分と同じ天才と称し、好感を抱く。しかし、藍には、彼女の世界の意味を逆さにするような、重大な秘密があった。
 彼女達の住む花咲市で起きている、連続殺人。
 朝、テレビの中のニュースキャスターの口からそのニュースを知った紺は、少し先の未来、彼女を待ち受ける事態について、想像もしていなかった。
 二人と一匹は出会い、変わっていく。
 愛と孤独の先に彼女達が見た景色は、綺麗だった。
天才少女
2022/06/30 22:27
野良猫少女
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消失少女
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