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完璧な妹は、私よりずっと性格が悪い

作者:白昼夢
最終エピソード掲載日:2026/08/30

私の妹、セシリア・アシュフォードは完璧な令嬢だ。

美しく、聡明で、礼儀正しい。
誰にでも優しく、社交界では「天使のような令嬢」と呼ばれている。

平凡な姉の私とは正反対だ。

そんなある日、幼い頃から決められていた婚約者が私に告げた。

「僕は、セシリアを愛している」

妹に婚約者を奪われても、私は妹を責めなかった。

「あなたが幸せなら、それでいいわ」

そう答えた私に、妹は完璧な笑顔を浮かべて言った。

「お姉様は、本当にお優しいのですね」

――けれど、その夜。

誰もいない部屋で、妹は私にだけ聞こえる声で呟いた。

「私は、お姉様のそういうところが嫌いです」

完璧な妹が、いったい何を考えているのか。

私はまだ、その笑顔の裏側を知らなかった。

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